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「所得格差」が「教育格差」を生む冷酷な現実(1/7ページ)

2009.10.13

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(金子元久=東京大学大学院教授)

 私がセンター長を務める東京大学大学院教育学研究科・大学経営・政策研究センターで行った「高校生の進路についての調査」で、親の年収によって大学進学率に大きな格差があることが明らかになった。

 子どもの受ける教育や進学率が、親の所得差によって影響され、「教育格差」につながっているとして社会問題化している。調査はこうした実態を探るためで、05年度に全国の高校3年生約4000人を抽出して3年間追跡した。保護者から聞き取った年収を200万円以下から1200万円超まで7つに区分し、進路との関係を見た。

 それによると、年収200万円以下の家庭では、4年制大学進学率は28.2%、200万~400万円以下でも33.0%にとどまるのに対し、1000万円を超える家庭では62.1%、1200万円超では62.8%に達していた。(図表1)

  図表1
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