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CD化から22年、リマスター盤が初登場

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21世紀の音でよみがえったビートルズ
CD化から22年、リマスター盤が初登場(3/3ページ)

EMIミュージック 「ザ・ビートルズのリマスター盤」(1)

2009.10.09

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直前までリマスター盤の制作を知らなかった

――英国でリマスター盤の制作が進んでいるのを知ったのはいつのことですか。

 大島 ビートルズのオリジナルアルバムをリマスターして発売するとアナウンスしたのが今年(2009年)の4月7日。私はその直前に知りました。逆にいえばその時まで、リマスター作業が進んでいることはまったく承知していなかったのです。ビートルズは非常に厳密なイメージ管理をしていますので、そういうことは決して珍しくありません。

 リマスター盤が出ると知ったときですか? そりゃあ興奮しましたよ。「これはすごいビジネスチャンスになるぞ」と。また、いちビートルズファンとしても「一刻も早く新しい音を聴いてみたい」とも思いました。何しろ最初のCD化から20年あまりが経過しています。この間の技術の進歩には凄まじいものがある。21世紀のテクノロジーでリファインしたビートルズがどんな音になっているか大変な興味がありました。

 実際、手にしたリマスター盤は大変に素晴らしいもので、「これなら耳の肥えたファンの方にも納得していただける」と確信しました。私は主に紙媒体とウェブのマーケティングを担当しておりますので、この方面でリマスター盤の素晴らしさを訴求し、「売る」ための手筈を整えていったのです。具体的には、各種フライヤーをつくったり、朝日新聞の広告部に協力をお願いして記事広告を制作し、号外の体裁にして駅で配布してみたり。いずれも大きな反響をいただきました。

 ウェブ関係では、13のポータルサイトとパートナーシップを組んでパブリシティーをさせていただきました。それとは別にYahoo! JAPANのトップページに継続的にバナー広告を出して、自社の専用サイトへの誘導をはかりました。これは非常に多くのアクセスを集めました。このバナーをご覧になってリマスター盤の発売を知った方も多いのではないでしょうか。

(敬称略)

次回へ続く)

諏訪 弘(すわ・ひろし)
諏訪 弘(すわ・ひろし)

 1970年生まれ。広島県出身。大学卒業後、新聞記者・雑誌記者などを経て、2004年にフリーランスのライター・エディター、カメラマンとして独立。2007年に(株)アトリエ・シップを設立、代表取締役社長に就任した(会社設立のドタバタはこちら)。PCやビジネス関連記事の執筆などを中心に活動している。

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