「知る楽 仕事学のすすめ」(NHK教育テレビ)は、毎回仕事の達人にスポットを当て、成功の秘けつや、ノウハウ、理念を語ってもらう番組だ。今月は、NPO法人ジェン事務局長の木山啓子さん。「国際支援流 危機乗り切り力」がテーマだ。
爆弾テロに誘拐、海外でのビジネスに「リスクマネージメント=危機管理」は不可欠だ。海外で働く日本のビジネスパーソンは25万人を超えている。
難民や、災害で被災した人々の支援をしている日本のNPO法人ジェン。発足から15年、スタッフが命を落としたことは一度もない。ジェンの危機管理を指揮するのが木山啓子さんだ。紛争が終わったばかりの国に、スタッフをいつ派遣するのか、この15年判断してきた。今回は、ビジネスパーソンにも通用する木山啓子さんの、リスクマネージメントに迫る。
木山さんは、どのように危機管理の判断をくだしているのだろうか? まず、危機管理のポイントを3カ条で教えてもらった。
(2)危機に遭う確率を下げる
(3)危機のサインを見逃さない

まず、1つ目の「質の高い情報」をどういうふうに集めるのか勝間さんが質問すると、木山さんは……。
「よくどこかで、『誘拐がありました』といったニュースを聞きますね。ただ、『誘拐がありました』というのは、危機管理的にはまったく情報でも何でもないんです。噂話の域を出ていない。それが、どこでどういうふうに起こったのか、つまり『5W2H』(※)が必要です。そういった『質の高い情報』を得るために、多様なソース(情報源)を求める。同じ誘拐の話があっても、例えば今日、勝間さんから誘拐の話を細かく聞いたとします。また別の人と会った時に、『誘拐があったって聞いたんだけど……』と聞くと、その人が知っていることを教えてくれる。そして情報の確かさを高めていく。それを元に、じゃあ今後、私たちが誘拐に遭う確率があるのかどうか、そういったことを分析していくことが大事だと思います」
情報の確認は、NGO同士のネットワークや国連の人などから、主に口コミ中心で集めるという。紙やWebに頼らずに、自分の耳目でもって集めた情報を考え、分析するのだ。これは危機管理をする上で、現代の日本でも実は同じかもしれない。
※:When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)、How much(いくらで)











