(聞き手:小林 佳代=エディター/ライター)

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 ルミネ初のメンズ専門店「LUMINE MAN SHIBUYA」はMD(商品政策)コンセプトに「渋カジ復活」、館全体のコンセプトに「男のワードローブ」を掲げる。消費しなくなったと言われる若者の琴線に触れるような商品を提供するため、ショップに協力してもらい、新しい取り組みに挑戦する必要があった。ルミネの業態マネジメント部マネージャー、中尾利孝さんに引き続きお話をうかがった。

ルミネの業態マネジメント部マネージャー、中尾利孝さん

「LUMINE MAN SHIBUYA」のために新業態店舗を立ち上げてもらう

――「LUMINE MAN SHIBUYA」に出店する16店舗は、ターゲットとする消費者層から人気の高いショップなのですか。

 中尾 必ずしも、一般的な知名度が高いとは言えないと思います。  16店舗のうち、5店舗は新業態店舗です。それ以外の店も、「LUMINE MAN SHIBUYA」向けにカスタマイズしてもらっていますので、「ああ、あの店ね」と思ってもらえるような店は少ないですね。

――あえて有名店舗は選ばなかったのですか。

 中尾 そうですね。そう言えると思います。

――なぜですか。

 中尾 私が希望する商品が市場になかった。なので、「こういうものを作ってください」とお願いして、新業態店舗を立ち上げてもらったりしました。

 例えば、「UNIFAM」というショップがあります。ここはもともと、モノトーン中心のタイトな感じのカジュアルファッションを提供しているショップなのですが、今回、モード系のファッションを提案してもらいました。彼らが今、考えるモード系のファッションとして、フォークロア調、エスニック調など、新しいテイストを取り入れてもらっています。

すべてがコラボレーションによる商品を提供する「URBAN RESEARCH iD」
 

「URBAN RESEARCH iD」というショップには、コラボレーション商品を扱ってもらっていました。すべてが、どこかのデザイナーやアーティスト、メーカーとのコラボレーション商品です。


「Revelations/」というショップにはサブカルチャーとのミックスを提案してもらっています。漫画家の永井豪さんと組んで、「マジンガーZ」や「デビルマン」を描いたTシャツ(写真右)などを販売しています。

「マジンガーZ」を描いたTシャツなどを販売する「Revelations/」