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将来への種まきと考えてチャレンジ

フロントランナービジネス

「消費しない」若者に新しいテイストを提案
将来への種まきと考えてチャレンジ(4/5ページ)

2009.09.30

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1階には洋服の“顔”を出さず、ビル内に誘導

――3層の中で、どの店をどう配置するかも重要ですね。

 中尾 そうですね。今回、カフェレストランを1階に導入しているのですが、色んな方から、「なぜ1階にしたのか」ととても不思議がられました。商業施設では、飲食施設を上層階に持って行って、集客装置にするというのがセオリーだからです。

1階の入り口左手にあるカフェレストラン「マンドゥーカ」

 今回は1階にはカフェレストランのほか、インテリア・雑貨店、時計店、アクセサリー店などを配置し、洋服を扱うショップは配置しませんでした。1つの洋服の“顔”を前面に出したくなかったからです。

 お客様は1階のショップの品揃え、テイストを見て、自分に合うか合わないか、好きか嫌いかを瞬時に判断します。自分に合わないと思えば、ビルに入ることはない。それを避けたかった。まずはビルの中に入ってもらいたかったのです。

 ルミネは2年前、「ルミネエスト新宿店」で都心型店舗としては初めてメンズフロアに挑戦しました。そこに出店している「LE PLAT LUI'S」「STUDIOUS」の2店は、今回も出店してもらっていますが、戦略的に3階に配置しています。これらのショップを目的に来るお客様もいらっしゃいますので、3階まで上がっていただき、エスカレーターで上り下りする際に2階、1階も見てもらおうという狙いです。

――今の若者は消費をしないと言われています。代表例はクルマ。全く興味を持たず、買わなくなりました。どのようにご覧になっていますか。

 中尾 若い人が消費をしなくなったというのは、事実だと思います。実際、知り合いの20歳の男の子に「休みの日には何やってるの?」と聞くと、「iPodで音楽を聴きながら、自転車に乗って、近くの公園をブラブラしてる」と言うんですよ。お金かけていないですよね。

 でも、それはひょっとしたら、今のマーケットが、彼らの心に響くものを提案できていないからかもしれない。ファッションに関しても、彼らが求めるモノを提供できていないのではないかというのが僕の考えです。これは、マーケティングリサーチをきっちり詰めた結果、出てきたというわけではなく、ルミネエスト新宿店でのメンズフロア展開などを踏まえたカンなのですが……。

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