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坂口菊恵「男と女の付き合い学」ビジネス

男と女の付き合い学:「異性の不快な行為」にも男女で受け取り方が違う(1/4ページ)

2009.09.18

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(写真:田村 充)

(前回記事はこちら

坂口菊恵氏

 今回は、異性からの攻撃や異性の不快な行為について、男性と女性とでは受け取り方が違うという話をしたいと思います。

 異性からの攻撃とは具体的にはどういうことかと言いますと、よくあるのがセクハラなどの「性的な攻撃」。これ以外には、例えば、悪口を言うなど言語的な攻撃、ひっぱたくなど暴力的なものなどいろいろな攻撃があります。

 セクハラとか性的ないやがらせについて、女性の側はとても嫌悪感が強いのですが、男性の側は、それをアンダーエスティメイト(過小評価)する傾向にあります。

異性の行為のうち最も不快に思うのは?

 交際相手の異性の行為のうちどういったものが不快と受け取られるのか、アメリカ合衆国の学生を対象として調査した研究があります。評定の対象とされた行為は、「私を見下す」、「浮気をする」、「掃除をしない」、「自分の見た目を気にしすぎる」といったものから、「私を叩く」、「私に向かって暴言を吐く」、「性交を強要する」といったものまで、147種類16カテゴリーにわたっていました。学生は、それぞれの行為について1(ほんのわずかしか不快ではない)から7(極度に不快)までの7段階で評価します。評価のしかたは、女性が男性の行為を評定する、男性が女性の行為を評定する、男性の感じ方を女性が想像して評定する、女性の感じ方を男性が想像して評定する、の4通りがあります。

 さまざまな行為の、すべての組み合わせの評定の中で、女性が男性による性的な攻撃を評価したものが最も不快さの得点が高く、平均6.47点でした。男性側もこうした行為が女性にとってかなり不快であろうと予想はしているのですが(平均5.80点)、その程度は女性自身による評定に及びません。それもそのはず、男性にとっては女性からの性的な攻撃は大して不快なものではなく(平均3.02点)、むしろ刺激的で好ましいと回答する学生までいました。

 同様の調査が、年齢と教育年数のより幅広い回答者を対象にオランダで行われました。結果はやはり、女性にとってもっとも不快な男性の行為は性的な攻撃であり、不快さの評価に女性の年齢や教育年数は影響を及ぼしていませんでした。

 以上のように、女性にとって男性による性的な攻撃は、身体的な暴力や言葉による攻撃・侮辱を受けるよりも嫌悪感の強いものですが、男性が女性の行為を不快と感じるポイントは別のところにあります。

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