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第21回 おいしい水を手に入れるために

2009年09月14日  RSS  コメント(1件)

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河岸宏和

安全な水とは

 日本で生活しているとあまり感じませんが、中国など海外へ旅行に行くと、飲み水の大切さを感じます。昔から旅に出るときには「水に気を付けなさい」と言われます。例えば飲む水には注意していても、氷の水にあたって体調を崩してしまうこともあります。

 海外で冷たい飲み物を飲むとき、氷を入れて飲んでしまうと、その氷に使用した水にあたる場合があります。生野菜を洗うためにも水を使うので、氷の入った冷たい飲み物や生野菜サラダには気を付けましょう。

 水が変わって体調を崩す理由は二つ考えられます。一つ目の理由は、飲料水の殺菌が十分でないために雑菌が残ってしまう場合です。飲料水の殺菌には塩素を使用します。塩素は害があるという方にはオゾン殺菌を薦めます。しかし、水道管で浄水場から家庭まで殺菌効果が維持される方法は、現状は塩素殺菌しかありません。オゾン殺菌は、瞬間的には殺菌効果がありますが、水道管を通って家庭まで行く間に再び細菌が増えてしまいます。

 二つ目の理由は、水の中に溶けているマグネシウム、カルシウムなどの量によります。日本の水はマグネシウムなどのミネラル成分が少ない軟水が多いので、中国、ヨーロッパなどの硬水を飲んでしまうと、体に合わず下痢をする場合があります。

おいしい水とは

 水のおいしさには、温度、ミネラル、硬度、二酸化炭素の四つの条件が関係します。

 井戸の水をおいしいと感じるのは温度の影響があります。一般的に水をおいしく感じる温度は、摂氏10〜15度とされています。真夏に山の沢の水を飲むとおいしく感じるのも温度の影響が大きいのです。水道水でも冷やして飲むとおいしいものです。

 二つ目は、ミネラルです。全くミネラルが含まれていない純水、蒸留水を飲んで見ると、味わいが無くおいしさを感じません。水をおいしく感じるためには、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラル分がある程度含まれていることが大切です。

 三つ目は、硬度です。硬度とは、カルシウムやマグネシウムなどの合計量により測定されます。硬度が低い軟水のほうが癖が無く、硬度が高くなると好き嫌いがはっきり分かれます。

 四つ目は二酸化炭素です。夏の暑い日に、ソーダ水を飲むとさわやかでおいしいものです。ペリエなど自然に二酸化炭素が含まれているものもあります。

 この四つの条件が備わった水は、とてもおいしいものです。


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