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田原総一朗の政財界「ここだけの話」ビジネス

田原総一朗:民主党政権の行く末を左右する3つの問題(4/11ページ)

2009.09.03

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何の説明もない解散

 さらにもうひとつ。今回の選挙は何のための選挙なのかという説明も皆目なかった。

 麻生さんは7月21日に解散をした。

 小泉さんは「これは郵政民営化のための解散だ」と説明したが、麻生さんは何の説明もなかった。

 選挙になっても、完全に与野党逆転状況となり、麻生さんは民主党のマニフェストを批判することに全エネルギーを費やした。

 政権政党なのだから「自民党はこれをこうやるんだ」という展望、ビジョンを示さなければならないのに、民主党のマニフェストの批判に終始した。

 仮にも政権政党であるのに、姿勢は野党になってしまっていた。

 それで国民は自民党にあきれ果ててしまった。

 さらに決定的だったのが、「麻生を降ろそう」という運動が盛んになったことだ。

 しかし、国民が「麻生はけしからん」と言っているのならまだよいが、自民党の議員たちがそう言っていたら、よっぽど麻生さんはだめなのだなあと国民には見えるだろう。

 そういうイメージを植え付けられて、その上で結局代えられなかったとなれば、民意は「何をやっているんだ」となるだろう。

 自分たちが情けないと思っている総裁を結局、代えずに選挙に臨むとは、国民に対して「どうぞ自民党に投票しないでください」と言っているようなものだ。

 こうしたことが重なって自民惨敗となってしまったが、さて、これからの問題は民主党だ。

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