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田原総一朗の政財界「ここだけの話」ビジネス

田原総一朗:民主党政権の行く末を左右する3つの問題(11/11ページ)

2009.09.03

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 だから鳩山さんは、人事は全部、自分がやると言わざるを得なかった。これを言い換えれば、鳩山さんは追い込まれたのだろう。

 さあ、そこで鳩山さんはどこまで小沢さんに対抗して、自分自身が人事権を握れるのか。これこそが当面の一番の見所だろう。

 たとえば小沢さんは岡田克也氏が好きではない。なぜなら、彼は小沢さんの言うことを聞かないからだ。

 小沢さんはイエスマンが好きだ。岡田さんはイエスマンではない。

 だが小沢さんが好きではない人物が、どこまで重要ポストを占められるのか。

 もし小沢さんが自制心を利かせれば、民主党はうまくいくが、利かせることができなければ民主党はうまくいかなくなるだろう。ここが見所だと思う。

 小沢さんがどれくらい自制し、鳩山さんがどれほど頑張れるか。

 それは人事を見れば、すぐわかるだろう。小沢さんが嫌いな人間が、どれほど起用されるかだ。

 例えば、岡田克也氏、野田佳彦氏、仙谷由人氏、枝野幸男氏、前原誠司氏。

 こういう連中が三役、閣僚にどういう形で入ってくるか。そこに注目したい。

田原 総一朗(たはら・そういちろう)
田原 総一朗(たはら・そういちろう)

 1934年滋賀県生まれ。早大文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリーランスのジャーナリストとして独立。1987年から「朝まで生テレビ!」、1989年からスタートした「サンデープロジェクト」のキャスターを務める。新しいスタイルのテレビ・ジャーナリズムを作りあげたとして、1998年、ギャラクシー35周年記念賞(城戸賞)を受賞。また、オピニオン誌「オフレコ!」を責任編集。2002年4月に母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたっている。
 著作に『ドキュメント東京電力』(文春文庫)『塀の上を走れ―田原総一朗自伝』(講談社)『元祖テレビディレクター、炎上の歴史(文藝別冊)』『日本人と天皇 昭和天皇までの二千年を追う』など多数。
 近著に『安倍政権への遺言』(朝日新書)『戦争・天皇・国家』(角川新書、猪瀬直樹氏との共著)『人の心を掴む極意』(海竜社)がある。
Twitterのアカウント: @namatahara

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