(聞き手:寺西 芝 写真:田村 充)
今春発売されて話題になった本『ナンパを科学する』の著者・坂口菊恵氏に「男女関係」を学問的に考察する連載をお願いする。今回は、連載を始めるにあたって、著書執筆の経緯、坂口さんがナンパをテーマにした研究を始めたきっかけなどについて話を伺った。
── どうしてここのような男女の行動学に興味を持ったのでしょうか? きっかけは何だったのでしょう?

坂口菊恵(さかぐち・きくえ)
1973年、函館生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員。上京後、数年間のフリーター生活を経て東京大学に入学し、進化心理学を学ぶ。現在はお茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科に所属。専修大学、早稲田大学で非常勤講師として教鞭(べん)をとる。
1973年、函館生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員。上京後、数年間のフリーター生活を経て東京大学に入学し、進化心理学を学ぶ。現在はお茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科に所属。専修大学、早稲田大学で非常勤講師として教鞭(べん)をとる。
坂口 若いときは「実存的な悩み」ってありますよね。例えば、「なぜ自分は生きているのか?」など、そういった悩みを考える延長線上にあったのだと思います。
当時の私は、一般的に言われるような常識的なこと、例えば「人を殺してはいけません」「物を盗んではいけません」「売春をしてはいけません」など、常識的な「よいこと、悪いこと」が決められていることに、納得いかなかったんです。
つまり、一般的に言われている理由には納得はいかない人なんです(笑)。みんなが大学に行くから(自分も)大学に行くとか、みんながいいと言っているから恋愛はいいものだとか、結婚がいいものだとか、そういったものに納得がいかない。
特に10代後半のころ、男女関係とか恋愛関係について、非常によいことのように言われているが、何が根拠になっているのか? どこに妥当性があるのか? ということを非常に疑問に思っていました。
その理由を教えてほしい。何の根拠があるのか? と(笑)。それでいろいろな本を読んで調べたいなと思ったのです。





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