企業向けSaaS世界市場、2009年は21.9%増、
3割強がコラボレーション系
オフィス・スイートは成長率で躍進
米Gartner社によると、世界の企業向けアプリケーション分野におけるSaaS(Software as a Service)市場は、2009年に前年比21.9%増の80億米ドルになる見通しだ。2008年の市場規模を約66億米ドルとしており、そこから大きく成長する。2013年には160億米ドルに拡大すると予測した。
SaaS市場にはまだ課題もあるが、それでも急速に拡大している。素早くシステムを導入でき、短期間で投資回収(ROI:Return On Investment)が可能なこと、先行投資が少なくて済むことなどを成長要因として挙げている。

日本のSaaS市場では米Salesforce.com社製品に代表されるCRM(Customer Relationship Management)ソフトの導入事例が目立つが、Gartner社の世界市場予測の中で最も大きな比率を占めているのはコラボレーション系(CCC:コンテンツ、コミュニケーション、コラボレーション)のソフトである。2009年のSaaS世界市場全体に占める同分野の比率は2008年から微減となるものの31.2%を占める見通しだ(図)。コラボレーション系ソフトのSaaS市場規模は、金額ベースで2008年の21億5500万米ドルから2009年には約25億700万米ドルに拡大する。
2番目に構成比が高いのはCRMである。コラボレーション系ソフトと同様に2009年の構成比はわずかながら減少するが、SaaS市場全体の 27.0%を占める見込み。3番目はERP(Enterprise Resource Planning)ソフトで2009年の構成比は17.1%、4番目はSCM(Supply Chain Management)ソフトで同10.7%という予測である。
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