「知る楽 仕事学のすすめ」(NHK教育テレビ)は、毎回仕事の達人にスポットを当て、成功の秘けつや、ノウハウ、理念を語ってもらう番組だ。今月登場するのは、勝間和代さん。出した本は売れないものはないというほどの超売れっ子の経済評論家だ。視聴者とのつなぎ役である「トランスレーター」は藤巻幸夫さんが務める。テーマは「課題克服仕事論」。
勝間さんがキャリアをスタートさせたのは1988年、日本はまさにバブルの絶頂期だった。男女雇用機会均等法の施行から3年。総合職の女性たちは模索を始めていた。
当時、勝間さんは大学2年の19歳。将来の職業として選んだのは会社員ではなく、公認会計士だった。
しかし、公認会計士の国家試験は難関中の難関。どうやって合格したのだろうか。藤巻氏が、具体的にどれくらい勉強したのかを尋ねると。
「その時は大学生でしたから、普通に授業に出て、スカッシュのサークルに入って、普通の生活でした。毎年7月に試験があって、2年生の7月に受けたのですが、本当にガリガリ勉強をしたのは最後の4月〜6月の3カ月ですね」

藤巻さんが「集中力がある人間だと思ってましたか?」と、勝間さんに質問すると意外な答えが返ってきた。
「逆に、集中力がないから、なるべく集中しなくて良い方法を考えるんです」
これはどういうことか? じつは勝間さんが選んだのは「特待生」だった。特待生になることで、必ず授業に出なければならない状況を作り出したのだ。
「(特待生は)言ってみればバイトなんです。このバイトをする代わりに授業料が免除されます。レジメを運んだり、黒板を消したり、テープの書き取りをします。そうすると、強制的に授業に出なければいけないわけです。毎日勉強したというよりは、その授業料免除の代わりに、黒板を写さなければいけないんで、授業に出るのです」











