今回の麻生太郎首相の失言は聞き捨てならない。おそらくそう思っている人は、予想以上に多いだろう。ひょっとすると、100万票くらいの支持を失ったのではないかと私は思っている。
高齢者に失礼な麻生首相の発言
首相は25日の講演で「元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは皆さんと違い働くことしか才能がないと思って下さい。」
加えて「80過ぎて遊びを覚えても遅い」とか「60過ぎて、80過ぎて、手習いなんて遅い」とも述べた。
これについて、首相も官房長官も釈明に追われたが、もちろん大方の理解を得るには至らない。
将来的に労働力不足になる見通しがあること。働くことのできる元気な高齢者が多いこと。このままでは財政面でますます窮地に立つこと。それを考えると高齢者の労働に目が向くことは当然だ。
私もかねてから、学生、高齢者などに労働力人口の減少を補う何らかの役割を期待している。
しかし、首相の発言は、そんな趣旨を含みつつどこか違った響きがある。
高齢者はやることがないから「使う」べきだというように聞こえる。「使う」どころか「使ってやる」というようにも受け取れる。
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