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~強者連合で世界を目指す

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キリン・サントリー統合へ
~強者連合で世界を目指す(1/7ページ)

2009.07.23

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(桐原 涼=経営評論家)

世界屈指の飲料メーカーへ

 キリンホールディングスとサントリーが、経営統合に向けた交渉を進めている。そして統合が実現すれば、世界屈指の巨大飲料メーカーが誕生する。キリンとサントリーの売上高を合算すると約4兆円となり、これは日本の食品メーカーとしては断トツの首位。世界でも、ネスレ(売上高9.4兆円)、ユニリーバ(5.2兆円)などのグローバル企業に次ぐ規模となる。

 日本市場における統合会社の存在感は絶大だ。キリンとサントリーが統合すれば、ビール系飲料の市場で約5割のシェアを握ることになる。また清涼飲料水市場でも、2位のサントリーと3位のキリンが統合すれば、現在1位のコカ・コーラグループを抜き業界トップに躍り出る。またウィスキー市場ではサントリーが断トツの首位であり、業界3位のキリンとの統合で、業界における地位はさらに強固になる。

 さらにワイン市場でも、現状はキリングループのメルシャンが首位、サントリーが2位となっており、両社の統合により、圧倒的なトップ企業が誕生することになる。このようにキリンとサントリーの経営統合は、飲料市場の覇者同士が手を組むことを意味する。そして酒類・飲料業界のライバルであるアサヒビールやサッポロホールディングスとの差は、圧倒的に拡大することになるのである。

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