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企業・経営

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大前研一の「産業突然死」時代の人生論


巨大な中国企業が世界制覇に乗り出す

2009年07月13日  RSS 

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 世界の金融危機後、株価の回復をアジアの新興国がリードしている姿が鮮明になっている。その中でも、特に中国企業の存在感が非常に大きく、今後は中国企業を軸に新たな展開が見られそうだ。巨大な株式時価総額を持つようになった中国企業。その「企業の規模感」を利用して今後どんな動きをしてくるのか、最近のニュースをもとに解説してみたい。

時価総額10兆円企業は中国に5社、日本はたったの1社

 国際取引所連盟(WFE)によると、2009年6月時点で、アジア企業の株式時価総額は昨年末比26%増の11兆6000億ドル(約108兆円)となり、約14年ぶりに欧州を上回った。欧州は11%増の10兆5100億ドル(約98兆円)だった。これは驚くべきニュースだと思う。

 サブプライムローン問題以降、世界の株価は低迷していたが、アジアにおける経済成長への期待から、アジアの回復は予想以上に早かった。ここ半年間で、中国やインドの株価指数は50%余りも上昇しており、今ではアジア企業の時価総額は世界全体の30%強にまで達している。この快挙には私も素直に喝采を送りたい。

 米ビジネスウィーク誌の7月6日号は、時価総額10兆円(100ビリオンドル)を超える企業の世界分布に関する記事を掲載している。その内容を紹介しよう。

 時価総額10兆円以上の企業は世界中にどれくらいあるのだろうか。同誌によると34社である。一番多いのが米国の16社だ。金融危機の影響でかなり衰えてしまったとは言え、約半数を抱えていることになるのだから大したものである。「米国の底力は健在なり」と言ったところだろうか。続いて中国が5社、英国が3社、スイスが2社となっている。

 そして「OTHERS」という分類に8社ある。このOTHERSとは、時価総額10兆円を超える企業は1社だけという国のこと。日本が含まれているのはOTHERSで、日本企業で時価総額10兆円を超えるのはトヨタ自動車だけだ。中国は5社もあるのに、日本は1社だけ。これがアジアの、そして日本の現実なのである。

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