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そして今語っておきたいこと

田原総一朗の政財界「ここだけの話」ビジネス

田原総一朗:小休止の麻生降ろし、
そして今語っておきたいこと(4/6ページ)

2009.07.09

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佐藤優氏「有罪確定」報道に思うこと

 さて、今日はもう一つ、どうしても話しておきたいことがある。

 7月2日朝刊で各紙が書き立てた、佐藤優氏の「有罪確定」の記事についてだ。

 佐藤氏は背任などの罪に問われていたが、それに対する上告を最高裁第三小法廷が6月30日、それを棄却する決定をした。一、二審では有罪の判決が出されたが、この決定で全新聞が「有罪確定」と書いた。

 しかし、私は各紙がこうした見出しをつけたことに、非常に不満を持っている。これは違うだろう、と。

 佐藤さんには『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮文庫)という著作がある。

 その中で彼は、自分の逮捕に至るまでの経緯、そして検察の取り調べの経緯をすべて書いている。

 7月2日の新聞にも載っているが、逮捕されて3日目に担当検事から「これは国策捜査なんだから。あなたが捕まった理由は簡単。あなたと鈴木宗男をつなげる事件を作るため。国策捜査は『時代のけじめ』をつけるために必要なんです」と言われたそうだ。

 つまり検事自身が、これが犯罪であろうとなかろうと、あなたは有罪なんだと言っているわけだ。

 ソビエト連邦が崩壊したあと、旧ソ連の独立諸国を支援する国際機関「支援委員会」が作られ、イスラエルの学者を日本に招待したり、逆に日本の学者を派遣したりと学術交流が行われた。この事件は、そのために約3300万円のお金を使った、しかも佐藤さんが勝手に使ったとして、背任罪に問われ、一審、二審で有罪となったというものだ。

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