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リタイア後に取りたい資格(1/3ページ)

自ら資格を作り出す動きも

2009.07.08

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 不安定な時代だからと、資格取得に励む人が多いらしい。若い世代や現役世代だけでなく、まもなく定年を迎えようという人たちも、第2の人生で働くために有利かもしれない、うまくすれば独立して仕事ができるのではないかなどと考え、資格に関心を寄せる。

 しかし、リタイア世代が資格取得に向かうのは、もはや“働きたいから”、“有利に働くため”だけではない。資格はリタイア世代にとって、今後の人生を楽しむためのスパイスでもあるのだ。今回は、シニアの資格取得について考えてみる。

社会貢献的な資格にも興味津々

 生涯学習のユーキャンが2007年に定年を迎えた男性サラリーマンを対象に、取得したい資格を調べたデータがあった。トップはマンション管理士、2位は英語検定、3位はファイナンシャルプランナー(FP)、4位に宅建取引主任者、中小企業診断士、電気工事士が並んでいた。私が調べたところでは、定年後に人気のある資格として、社会保険労務士、行政書士、キャリアカウンセリングなどのカウンセリング系、パソコンインストラクター、日本語教師、コンサルタント系、中小企業診断士、宅地建物取引主任者なども挙がった。

 実務的な資格が並んでいるのは、リタイアしたばかりだからか。しかし、リタイア世代が資格をほしいと思うのは、ただ稼ぎたいからではない。リタイアしても、社会に役立つ自分でいたい、社会とつながっていたいという強い気持ちがあるからだ。 第2の人生を彩ってくれるような資格はないのか。社会に役立ち、自分自身も満足感を得ることができて、うまくすれば少々のお金も稼げる、そんな資格はないものか。そう模索している人は少なくないと思う。シニア世代の資格を考える場合、ここに注目する必要がある。

 最近、周りに、社会貢献的な色合いを持つ資格を持っている人が増えたことに気がついた。例えば、以前は女性が多かった「福祉住環境コーディネーター」にも男性の受講者も増えているという。東京商工会議所が主催しており、主に高齢者や障害者にとって住みやすい住環境を提案するアドバイザーだ。医療、福祉、建築関係と幅広い知識が必要で、さらに高齢化が進むと共に、重要な役割を担う可能性がある。親のことを思い、自分の将来も考えれば、取っておきたい資格というところか。

 また、森林インストラクター。これは「社団法人全国森林レクリエーション協会」が認定している。資格自体は新しいものではないが、エコへの関心が高まり、健康によい山歩きという要素もあるため、シニア世代の関心はますます高まった。森林インストラクターが集まる「全国森林インストラクター会」のサイトにも、定年後の仕事として活動をする人が多いと書いてある。

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