毎日の食事を通してできること!
自然でスマートな姿勢が共感を呼ぶ
「TABLE FOR TWO International」
小暮 真久さん
(聞き手:入澤 依里)
「社会を、世の中を変えたい」「矛盾の多い世界を変えたい」。せっかく働くのだから、微力でも世界をよくすることを仕事にしたいと思っている人は多いだろう。そこで今回から、社会起業家への「道」が見えるような企画をお届けする。第1回目は、食を通して社会貢献を進める「TABLE FOR TWO International」の小暮真久さんに話を聞いた。
「社会起業家」という言葉を耳にすることが多くなってきた。
社会起業家フォーラム代表の田坂広志氏によると、「『社会起業家』という言葉は、大企業、中小企業、ベンチャー企業、政府、自治体、公益法人、病院、学校、大学、研究機関、さらには、NPO、個人などの立場を問わず、“社会貢献”や“社会変革”の志を持ち“現在の事業の革新”や“新しい事業の創造”を通じて“良き社会”を実現しようと行動する人々」とのことである。
アメリカでは10年ほど前から、このようなスタイルで仕事を始める人が存在していたが、日本でも、この数年、ようやく、その道を目指す若い世代が増え、その名称が定着し始めた。
今回は、外資系コンサルティング会社「マッキンゼー&カンパニー(以下、マッキンゼー)」、創業104年の映画会社「松竹」を経て、NPO法人「TABLE FOR TWO International」(以下、TABLE FOR TWO)の理事・事務局長を務める小暮真久さんに、「何をきっかけに」「何に悩み」「どうやってこの活動を続けてきたのか」を聞いた。私たちが様々な形で社会に貢献できる道や可能性があることを考えてみたい。
「TABLE FOR TWO」が支持されているワケ:「わかりやすく、お互いに負担の掛からない仕組み作り」

「昨年の金融危機以来、不安を抱えつつ、皆、10年、15年先を考え始めています。“Winner takes all”という市場のマーケット主義から、皆でシェアしましょうという、有る国から無い国に分かち合おうという価値観が生まれ始めていますよね。それに乗っかる“仕組み”があれば、世界は音を立てて回り始めると思うのです」と、世界を活性化する方法を考える小暮さん。
では、小暮さんが理事・事務局長を務める「TABLE FOR TWO」が回り始めた“仕組み”を説明しよう。
活動の意図は、食べ過ぎの人と食べられない人への食料配分をバランスよくセットしていくこと。社員食堂のある企業の賛同を得て、低カロリーのヘルシーなメニューを考案してもらう。そのメニューの代金のうち20円分を、ミレニアム・プロミス(*1)などを通して途上国、アフリカのルワンダ、ウガンダ、マラウイの子供たちの学校給食へ充てるというシステムだ。20円とは、途上国の子供の給食1食分に相当する。
*1:コロンビア大学地球研究所所長であり国際連合事務総長特別顧問のジェフリー・サックス教授と、ビジネスマンで社会貢献家のレイモンド・シェンバー氏(現・国連事務総長マラリア特使)が、2025年までに世界から極度の貧困を無くすというビジョンのもとに設立したNPO。
ミレニアム・プロミス・ジャパン:http://www.millenniumpromise.jp/








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