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サイバー戦争の全貌

インタビュービジネス

すでに始まっているサイバーテロ、
サイバー戦争の全貌(1/3ページ)

デイヴィッド・デウォルト 米マカフィーCEO兼社長インタビュー

2009.06.30

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(聞き手:松崎 隆司=経済ジャーナリスト)

 海外からのハッキングによる犯罪が急増している。ハッキングの件数は昨年、前年度に比べて500%増加したばかりか、金銭目的が中心となっているという。またサイバー戦争も20カ国以上が1年前から準備を始めているという。そのような中でセキュリティーはどうなっているのか。世界第二位のセキュリティー専門会社、マカフィーのデイヴィッド・デウォルトCEO兼社長に話を聞いた。

デイヴィッド・デウォルト
1965年米国ペンシルベニア生まれ。44歳。デラウェア大学コンピュータサイエンス、電気工学の理学士号を取得後、ジェネシス・ビジネス・システムズに入社、その後オラクル、イベンタスソフトウエア、セク・ソフトウエア、クエスト・ソフトウエアなどを経てドキュメンタムのCEOに就任。2003年にドキュメンタムがEMCに買収されと、EMCのソフトウエアグループの副責任者、総責任者に就任。その後2007年にマカフィーのCEO兼社長に就任した。世界経済フォーラムのITおよび通信理事会の理事も務めている。

── サイバー犯罪はどのように変質してきたのでしょうか。

デウォルト サイバー犯罪が最近、急増し、大きな社会問題となっています。しかも大きく変質しています。マカフィーはが設立された1987年ごろは、コンピュータのセキュリティーは、主にコンピュータ・ウイルス対策で、フロッピーディスクから進入するウイルスからコンピュータを守る、というものでした。しかしインターネットの普及で、脅威の質が変わり、新しい問題が出てきました。たとえば「データ漏洩」「IDの盗難」「フィッシング」などです。これらはいずれも金銭を目的にしたものです。そのためセキュリティーモデルもそれに対応していかなければならなくなってきました。個人向けも法人向けもコンピュータモデルが変わると、それに追従する形でセキュリティーモデルも変えていかなければならないのです。

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