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売り切れゴメンライフ

第11回 コンビニの弁当問題(1/2ページ)

2009.06.29

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河岸宏和

 今回は「青果売り場で確認すべきこと」について触れる予定でしたが、先週月曜日のニュースに接し、関連した内容に変更します。

「もったいない」から値引きして販売

 コンビニエンスストアなどで行われている消費期限が切れた弁当などの廃棄が社会問題になっています。一部の加盟店では、消費期限が近づいた弁当をただ廃棄するのは「もったいない」からと値引きして販売していたのですが、チェーン本部からはその「見切り販売」をやめるよう指導されていました。この本部の行為が独占禁止法違反に当たるとして、公正取引委員会が同社に排除措置命令を出したのです。

 値引きして販売する理由は、単に「もったいない」からというだけではないようですが(関連記事)、店によっては、販売期限が切れた弁当を従業員に無償で提供している場合もあります。一銭にならなくても、食べ物を捨てることに抵抗があるのでしょう。また、廃棄した弁当などから飼料、肥料を作っている会社もあります。

発注の難しさ

 コンビニの弁当、サンドイッチ、おにぎりなどは、店に一日、2回から3回に分けて工場から運ばれてきます。弁当などの発注は、納品の前日の午前中に行います。この「前日に発注する」ことが、思っているより難しいのです。

 例えば、発注が休日の前日の場合、翌日晴れれば行楽へ出かける方に弁当が売れます。もし雨が降ってしまえば、お弁当は残ってしまうでしょう。ビジネス街の店では、近くのビルで100人が集まる会議が開催されれば、店の弁当は一瞬で売り切れてしまいます。

 お客さんにとっては、「コンビニならいつでも弁当が買える」ことが当たり前。ところが、その当たり前に思えることが一番難しいことなのです。しかも無駄を出さずにとなると、売れ残り、消費期限の迫った弁当は、値下げして売るほかありません。


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