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ニッポンを伝える人たち


“英語で三味線を教えます”
異文化の紹介役になると発奮

初心者&旅行者向け三味線教室主催 久美弥さん(1)

2009年06月23日  RSS  コメント(2件)

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(伝農 浩子=フリーライター)

 日本に滞在している間に日本の伝統文化に触れたいという外国人は少なくない。最近は、旅行者向けに日本文化体験コースを設ける旅行会社や専門の団体も増えている。そんな中、留学生たちが通う、若い女性が開く英語での三味線教室がある。

下町上野の長屋で英語の三味線教室を開く

藤本流準師範の久美弥さん
(HPはこちら

 上野駅から徒歩5分ほどのところに残る長屋。小さな工場が集まる下町の一角で、英語で三味線を教えている久美弥さん。かつて、祖父が仕事場として使っていたという3畳ほどの入口の土間をお稽古場に整え、イスを置いて教えている。

 「私のところに来てくれるのは歌舞伎座とかテレビとかで三味線を見て興味を持った人たち。一流の方の素晴らしい演奏に感動したけれど、その場で楽器には触れない。そこで、実際に三味線に触ってもらうのが私の担当。自分で弾いてみた後で歌舞伎を観たら、ぐっと距離が縮まって感じられるだろうし、テレビで見たら『あの楽器、触ったことがあるよ』って人に言えるでしょう」

 相手が外国人ということもあり、イスに座って教えているが、本来は畳の上で正座して弾くものだということも、ちゃんと伝えている。ある程度、稽古を積んでから、必ず1度は「畳に正座してやってみましょう」と勧める。生徒の方から畳の上でやってみたいという人もいるという。

お稽古は、イスに座って向かい合って行う

 「正座してやってみると、足がしびれてきて、『アタマに血が回りませ〜ん』って言われたりしますけど(笑)。日本人でも足が悪かったりするとイスを使いますし、私自身も小さい時は足を崩して弾いたり、正座はできるところまでしたりして徐々に慣れていったので」

 楽な座り方や、正座のための小さなイスがあることも教える。それは、まずは弾いてもらいたいから。正座がそのじゃまをしてはもったいない。

 「正座ができないから三味線なんかできないって思い込んでた人も多いんですよ」

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