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「企業の社会貢献」

仕事学のすすめビジネス

ユニクロ柳井社長が語る
「企業の社会貢献」(3/3ページ)

2009.06.24

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 柳井氏は、今年3月に開いた社員総会「ファーストリテイリングコンベンション」で、グループ企業を含めたおよそ3000人の幹部社員の前で、このように演説した。

 「服を変え、常識を変え、世界を変えていく。世界中の人々の生活を豊かにする画期的な商品を開発し、ユニクロを世界のカジュアルウェアのスタンダードにする。世界中で本当によい服を提供できるグローバル企業になり、社会に貢献する。これが我々のビジョンです」

 このステートメント(宣言)の真意を勝間氏が柳井氏に問いかけると……。

 「僕らは、本業で世界をいい方向へ持って行きたいと思っている。われわれは、多数の、特に年齢の若い人、そしてできるだけ優秀な人と仕事をしたいと思っている。優秀な人であればあるほど、その仕事が本当に社会的意義があるかどうかを問うもの。お金をたくさんもらえるということよりも、その仕事が社会的意義があるかどうかで、その仕事をするかが決まると思う」(柳井氏)

 続けて柳井氏は、同社の企業ステートメント「ユニクロは、あらゆる人が良いカジュアルを着られるようにする新しい日本の企業です」についてこう語った。

 「この言葉が大事で、“あらゆる人に”なんですよ。あらゆる人なんで、例えば、お金を持っている人も、お金をあんまり持っていない人もです」

 そして「世界を変える、社会に貢献する」についても具体的に語る。

 「貧しい国でも、どんどん服を作っていこうと思っています。そういった国がもっと発展するように我々としても協力していきたい。発展途上国では、お金がないことも問題ですが、一番の問題は仕事がないってことですよね。だから仕事を作ることが僕は一番の貢献だと思います」(柳井氏)

ドラッカーについてのまとめ

最後にまとめる勝間氏

 勝間氏は今回の柳井氏へのインタビューを、ドラッカーの言葉を引用して、このようにまとめた。

 「『企業は社会の道具である』。ドラッカーはそう説きました。企業にはそれぞれ使命がある。例えばユニクロは服を変え、常識を変え、世界を変えていく。すなわち新しいカジュアルな服を提供することで顧客を創造し、その服を作る際に発展途上国に雇用をもたらす。そして、結果として『この会社で働きたい』という形で自己実現をする従業員を育てる。そのような形で、さまざまな人たちが自己成長を実現できるようになる。私たちも企業活動を通じて、自分たちの使命を考え、成長を考え、そしていかに社会に貢献していくのか。多くのヒントがユニクロの活動の中に含まれていると思います」

 次回からは、藤原和博氏の「スピード突破力」をお送りします。

■番組紹介
「知る楽 仕事学のすすめ」
URL:www.nhk.or.jp/shiruraku/thu/
NHK教育テレビ 毎週木曜22時25分~22時50分
(再放送翌週木曜日 5時35分~)
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