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水野俊哉の「ブック・マトリックス」

男と女、異性に対する戦略とは?
恋愛論から心理学、脳科学まで

(文/水野 俊哉)

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 最近、婚活本を研究している。ある編集者からダンボール一箱分の婚活本をいただいたことがきっかけである。その若く容姿端麗な女性編集者は、難関の就職試験をくぐり抜けて大手出版社に入社した後、昨年、婚活も実ってご結婚された。「就活も婚活も傾向と対策が必要」とのことで、すでに必要のなくなった婚活本を資料として私に送ってくれたのだった。

 「婚活」時代にも書かれているが、実際、若者の晩婚、未婚化傾向は年々強くなっており、50歳の時点で結婚していない男性の割合が1975年には2〜3%だったのが、2005年では15.4%にまで増加し、これを読んでいるキャリワカ世代のうち、25%が一生結婚しない、とまで予測されているのだ。

 先の編集者の言う通り、「就活も婚活も傾向と対策が必要」な時代であり、それも生半可な努力では足りなそうだ。婚活の本には、『「婚活」時代』や『非モテ!』のような恋愛事情を社会学的に分析して論じたもののほかに、恋愛のエキスパートが語る恋愛論、心理学や脳科学の見地から男女の考え方の違いを説明する本などがある。

 恋愛のエキスパートが語る恋愛論系では、いかにモテるかという小悪魔系よりも、恋人と安定した関係を保ちそこから結婚へと持ち込む安定志向が最近の傾向である。中でも男性にはあまり知られていないが「ぐっどうぃる博士」の恋愛論は出色の出来と言ってよい。

 また男女のスレ違いについては、ジョン・グレイ博士の『ベストパートナーになるために』は必読である。これを読むのと読まないのとでは恋愛人生が変わると言ってよいと思う。心理学者の植木理恵氏の書いた『婚活の傾向と対策』も参考になる。

 男女の心理的な違いは脳の違いやホルモン(テストステロンやエストロゲン)が影響しているようだ。この男女の脳の違いについては、『しあわせ脳学習帳』をお薦めしたい。

 いずれにせよ、女性向けの婚活本を読めば、男性向けの恋愛論がどうやって女性を口説き落とすかのレベルに終始しているのに対し、いかに女性が恋愛や結婚に対し真剣に考えているかが、多少なりとも理解できるはずだ。これらの婚活本を読んで女性の本心を知ることができれば、あなた自身の恋愛力も格段にアップするだろう。

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