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企業・経営

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小山昇の「こころ豊かで安全な経営とは何か」


経営者の引退時期を考える

2009年06月16日  RSS 

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チケットは最高3万円、それでも2000席が満席に

 先年、わたしは還暦を迎えました。家督を後継者に譲って隠居し、盆栽に鋏でも入れながらのんびりと余生を過ごしていてもおかしくはない年齢です。なにしろ社会に出てからかれこれ40年、人の三倍は働いてきたと自負するわたしです。「そろそろ引退しても悪くはないよな」と思っていました。−−つい先日までは。

 いま、わたしは「いや、引退しようというのは甘えだった。せめてあと6〜7年は現役でいつづけよう」と固く決意しております。そう考えを変えたきっかけは、とあるピアニストのコンサートに足を運んだことでした。

 そのピアニストの名前はマウリツィオ・ポリーニ氏。わたしは音楽には疎いので名前は承知していませんでしたが、聞けば現在、世界で最も評価の高いピアニストのひとりだそうですね。わたしの高校生になる娘が彼のファンで、「それならば」ということで一緒に出かけたのです。過日、誕生日を迎えた娘へのプレゼントのつもりでした。

 ちなみに(こういうことを書くのもどうかと思いますが)、チケットは一番高い席で3万円。他のクラシック系コンサートのチケット代金がどうかは知りませんが、おそらく「かなりのもの」といっていいのではないでしょうか。それでも会場となったサントリーホールの大ホール約2000席はほぼ満席でした。ポリーニ氏の人気や実力を裏付ける例だと思います。

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