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日本の冬山は世界クラス!
安全に登る楽しさを知ってほしい(1/5ページ)

日本アルパインガイド組合所属山岳ガイド
ツヴェート・ポドロガルさん(2)

2009.06.16

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(伝農 浩子=フリーライター)

(前回記事はこちら

 スロヴェニア出身の山岳ガイド、ツヴェート・ポドロガルさんは、初にして唯一の日本山岳ガイド協会メンバーの外国人だ。これまで、ネパールのタウラギリやチリのアコンカグアなど名だたる山も制覇。そして、来日。約10年にわたって日本で山岳ガイドを続け、外国からの登山客もツヴェートさんを信頼して依頼してくる。

自由気ままな旅を経て日本に定住

ツヴェート・ポドロガルさん(Cveto Podlogar)
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後方の壁には、スロヴェニア周辺の立体地図が。代々、領主の元で森を守って来たポドロガル家は、約470年もの歴史があるという

 「僕自身も日本に山があるとか考えてもいなかったんだよね」

 外国人で唯一日本山岳ガイド協会認定の上級登攀ガイド資格を持ち、日本アルパインガイド組合(JAGU)に所属しているスロヴェニア人のツヴェート・ポドロガルさんが、初めて日本に来たのは1988年。スロヴェニアからシベリア鉄道で中国へ入り、ヒマラヤの山々を8 9カ月も歩き回った後だった。それまで、ドラマの「Shogun」や映画の「楢山節考」は好きだったが、日本に行こうと思ったことはなかったという。

 「香港のユースホステルで会ったドイツ人に、日本はすごく良いよ、きれいなところだよって言われてね。写真も見せてもらって。ちょうど秋だったので、紅葉もきれいだよって」

 急遽日本行きとなり、地図も成田空港で買ったほどだが、物価の高さを聞かされていたので、香港で自転車を買って来た。

 1日に100~120kmを走り、約3カ月で、北は青森、西は広島までを一周する。その旅の途中で知った山形のスキー場へ舞い戻り、一冬を過ごした。スキーロッジなどでよくある、3食と宿付きで何でもこなす「居候」だ。

 「途中で出会ったカナダ人の知り合いの人が2週間くらい住まわせてくれたり、その紹介で行ったスキー場の人は『スキー場が始まるのは1カ月後だけど、それまでお金あるか?』ってお金を前貸ししてくれたり。信じられなかったね」

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