(聞き手=波多野 絵理、写真=加藤 康)
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無頼を恐れぬ豪快さは、出身の高知県の女性たちの気質なのだろうか。「遊びは自分の金で」というルールを重んじ、割り切る冷静さと引き際を知りながら、しかもマンガのネタにする……。このたくましさで、数々の逆境を乗り切ってきたのかもしれない。
後編は西原さんにとって「働くこととは何か」について伺った。
いちばん怖いのは「自分のお店を開けられなくなること」
それでは、西原さんにとっての、最大の逆境というのはどんな状況なのでしょうか。
西原 まだこれまで、そういうことはないですけど、やっぱり、お客さまが離れていったときですね。マンガが売れなくなって描けなくなるという……。自分のお店を開けられなくなるというのは、いちばんキツイんじゃないですか。
働けなくなること……。

西原 だって、働きさえしていれば、絶対、次の展開がありますもん。
そのためには“健康”ですよ。病気しないようにしないと。中小企業の社長さんや八百屋のおばちゃんと一緒。生きていくためにはお店を開けなきゃいけない。「お店を開けない」という選択肢がないんだから。働くことを止めることを、考えたことがないですね。
逆に、そういう選択肢がある人は、どういう理屈なのか、こっちが聞きたいくらいです。
自分のお金で自分のお洋服買うっていうのはすごく大事なことですよね。
この『この世でいちばん大事な「カネ」の話』の本を、誰に向けて書いたかというと、実は女性に向けて、なんです。自分の娘も含めて、若い女の子に読んでもらいたい。
「結婚しちゃおうかな」と言って、仕事をやめちゃうのは危ないと思うから。専業主婦で、夫が病気になって、働けなくなったらどうするんですかって。すごく危ないラインで生活することになる。











