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積極的に提案されないのか

松本すみ子の団塊消費動向研究所ビジネス

なぜリフォームに「書斎」が
積極的に提案されないのか(1/4ページ)

2009.05.27

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 通勤の必要がなくなったリタイア世代にとって、第一の居場所は自宅となる。しかし、地域と同様に、家庭でも新参者のような夫にとって、自宅に居場所を確保するのもけっこう難しいことらしい。自宅はどこも“妻の城”と化しているからだ。

 ひとりになれるスペースがほしい。そう思っている夫たちは多いのではないのだろうか。住宅メーカーやリフォーム業者は、「男の居場所=書斎」をもっと積極的に提案してはどうだろう。

少し休みたいと思っている団塊世代

 最近のテレビで印象に残っているのは、2階部分まで吹き抜けの書斎を紹介した某住宅メーカーのコマーシャルだ。「5000冊以上の蔵書をインテリアのひとつとしてデザインした吹き抜けの空間」だそうだ。本好きならため息が出そうな家である。

 団塊世代あたりは、若い時分に本をよく読んだ。今でも、そのころからの本を捨てないで、保管している人は少なくないはず。本だけは捨てられないという人もいる。あのCMほどは望まないにしても、自分の蔵書に囲まれて、きままに過ごせる自室があったらいいのに、と思う人もいるのではないだろうか。

 定年後も働きたいと考える団塊世代が多いのは本当だ。だが、実は、少しは休みたいとも思っている。「同世代の人数が多く、ずっと競争社会で生きてきたから、定年後の一時期くらいは少し自由になりたい。少し休んだら、また働きたい」。これは、ある団塊世代から聞いた本音だ。もしかして、老後不安がそれなりに払拭されれば、今までと同じような働き方に固執せず、「好きなように生きてゆきたい」と言うようになるのかもしれない。

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