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“ユーモアない日本人”のイメージ破る

ニッポンを伝える人たちライフ

落語で世界を笑わせよう
“ユーモアない日本人”のイメージ破る(5/5ページ)

文京学院大学准教授・英語落語家 大島希巳江さん(1)

2009.05.26

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 それでも、楽しい部分の方がはるかに多いという。

 「ケンカをしつつも、仲間がいるという楽しさ、珍道中の楽しさはありますね」

 そして、何よりうれしいのは、外国で公演をすると必ず言われる感想の一つ、『意外だ』という言葉だ。

 「もともとの日本人に対するイメージが『面白くない人たち』なんですね。だから、『日本人がやる公演ってどんな感じなのかなぁ』って、遠巻きに見ていたものが、だんだん距離が近づいて、終わったころには、『いやぁ、面白かったよ』って肩を叩いてくれるような……。いきなり距離が縮まるんですよ」

 落語を聞いて、「日本人ってこんなに親しみやすい人たちだったんだ」と驚かれる。

 「遠慮がちな日本人と違って、公演が終わった後で、楽屋付近にお客さんが来てくれたりと、積極的なので、反応が直に伝わってくるんですよ。『本当にびっくりした』、『あの話の、あそこが面白かった』と話しかけてくる。落語をきっかけに、日本人に親近感を持ってくれるのがうれしいですね」

 日本人の笑いを伝えることは、日本人と外国人の気持ちを近づけることになる。

次回は、海外公演にこぎつけるまでのいきさつや苦労をお伺いします。

伝農 浩子(でんのう・ひろこ)
伝農 浩子(でんのう・ひろこ)

 音楽雑誌編集部、編集プロダクションを経てフリーランスに。『るるぶ情報版』、『地球の暮らし方』などの国内外のガイドブックに携わった。取材やプライベートで訪れた国や地域は約40カ国。著書『ピーターラビットと歩くイギリス湖水地方』(JTBパブリッシング)、『ミス・ポターの夢をあきらめない人生』(徳間書店)ほか。

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