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“ユーモアない日本人”のイメージ破る

ニッポンを伝える人たちライフ

落語で世界を笑わせよう
“ユーモアない日本人”のイメージ破る(4/5ページ)

文京学院大学准教授・英語落語家 大島希巳江さん(1)

2009.05.26

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先駆者の桂枝雀師匠

故桂枝雀師匠からいただいた手ぬぐい
[画像のクリックで拡大表示]

 英語落語で数々の海外公演も行った先駆者としては、故桂枝雀師匠が知られる。名人の名をほしいままにしていた師匠が英語落語を始めたのは、英語を覚えたかったためだという。

 英語で落語をやろうといろいろ調べた大島さんは、英語落語をしている枝雀師匠という人がいることを知り、会いに行った。

 「かわいがってもらいましたね。師匠がされた海外公演の話なども聞きましたし、亡くなる数年前ですが、『今度、新作をやってみようと思う』と、話されたこともありました。同じ活動をする先人が存在してくれて、会って直接話せたのはとてもありがたいこと。数年でも同じ時間を共有できたのはすごく貴重なことでしたね」

 海外公演のメンバーのほとんどは関西の落語家たち。枝雀師匠が道筋を作ってくれていたからこそ、彼らが英語落語に取り組みやすかったのだろう、と思うそうだ。

 数年前からは、関東落語会の大物、立川志の輔師匠が大島さんの勧めで英語落語を始めている。関東にも英語落語が広まりそうだ。

公演が終わるころには距離がぐっと近くなる

 最初のころは、海外公演中に自由行動が取れるときも、「外国はコワい」と全員片時も離れなかったというメンバーも、現在では慣れてきて、少しは楽になった。とはいえ、プロデューサーとして、面倒な仕事を一手に引き受けている状況は変わらない。

 「落語家さんと現地のスタッフに挟まれて、毎回、ケンカです(笑)。なんとか一つクリアすると次の問題が、さらに場所が変われば、また新しい問題が持ち上がる」

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