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時評コラム

田原総一朗の政財界「ここだけの話」

“小沢後 民主”浮沈のカギと
拉致問題発言の真意を語る

北朝鮮拉致被害者についての発言の真意

 もう一つ、今日は申し上げたいことがある。

 12日、拉致被害者の家族会が私に抗議をしているという記事が、全紙に出ている。この問題について、私なりの考え方をお話ししたい。

 拉致された横田めぐみさんら8人が、生きている、生きていない、ということが記事では問題にされているが、私が提起したかったことは、まず、日本の政府がだらしないということだ。

 なぜか。日本政府は、拉致問題について北朝鮮と本格的交渉がまだやれていない。このことをだらしない、と言いたい。

 去年の10月、米ブッシュ政権が北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除したが、私は、このとき、外務省幹部に、「これはアメリカの日本に対する裏切りではないのか」と問うた。拉致問題は、横田めぐみさんをはじめとする被害者が多数いる重大な問題で、北朝鮮と交渉をしているが非常に難航している。そんな状況にもかかわらず、アメリカが指定を解除したのは日本に対する裏切りではないのか、という意味で尋ねた。

 これに対し外務省幹部は、アメリカは日本には交渉の時間を十分に与えたと答えた。

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