トップ > いまどきのオトナ、いまどきの子ども > マンガ好きだからこそ「国立メディア芸術総合センター構想」には異議あり

いまどきのオトナ、いまどきの子どもライフ

マンガ好きだからこそ「国立メディア芸術総合センター構想」には異議あり(1/6ページ)

2009.05.13

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

マンガやアニメやゲームに「総合センター」なんて必要なのか

 まさに「ウソだろっ」だった。はじめて「国立メディア芸術総合センター設立構想」の話を聞いた感想である。簡単にいえば「117億円の予算で、お国がマンガ・アニメ・ゲームの施設を建設」で、2009年度補正予算案に建設費が計上されているという。

 情報を教えてくれた若い仕事仲間も、「ムダづかいだ」と批判的だったが、ネットアンケートでも反対が多いようである(参照:「『国立メディア芸術総合センター』設立構想に」 livedoor リスログ)。もっとも、ネット特有のバイアスもあるので、割り引いて賛否半々というのが実状に近いのかもしれない。

 ただ、なんとなくマスコミの報道は淡白である。たしかに、新インフルエンザで大騒ぎというのもあるが、新聞もテレビも「しょせんは、マンガやアニメとかゲーム」と冷ややかなことも手伝ってか、それほど大々的に報道しなかったのかもしれない。

 そもそも計画した文化庁にしても、あいもかわらず「メディア芸術」と称しつづけている。「世界に誇る『メディア芸術』と位置づけ(中略)日本発の新しいアートの旋風を巻き起こすねらい(アニメやゲームに国の「殿堂」 東京都内に設立構想 asahi.com 4月9日)」とされると、どうも気持ちが悪い。やはり「(世界に誇る)マンガはマンガ、アニメはアニメ」だろう。

 しかも「延べ床面積約1万平方メートルの4―5階建(お台場にアニメ美術館=11年度完成、目標は年60万人―文化庁 jijicom 4月28日)」で「年1億5000万円程度の入場料を見込む(同)」らしい。どう考えても「その試算で大丈夫か?」となるし、「運営は独立行政法人国立美術館が外部に委託(同)」と聞けば、なんとなく怪しげな外郭団体の匂いもしてくる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 会員登録 ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー