「日本酒の未来は明るいよ」、
バーに若い客が増えてきた
日本酒専門バー「酒BAR よらむ」オーナー ヨラム・オフェルさん(2)
(伝農 浩子=フリーライター)
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『夏子の酒』や『美味しんぼ』などマンガでのブーム、端麗辛口ブーム、地酒ブーム、吟醸酒ブームなど、いくつかのブームにわいた日本酒。2000年から京都で日本酒専門のバーを営むヨラム・オフェルさんは、それらのブームを経て、今は流行ではなく若者の足がまた少しずつ日本酒に向いていると言う。
紙パックの酒を経て奥深い日本酒の世界へ
京都に日本酒専門のバー「酒バー よらむ」を経営するヨラム・オフェルさん。イスラエルのエルサレムに生まれ育ち、来日したのは1986年のことだ。
「高校を卒業すると18歳以上の男性は3年の兵役がありますから、日本で大学生が就職活動をしているときに、イスラエルの男性はまだ大学にも入っていないんですよ」
兵役を終えて入った大学を間もなく辞めて、日本へと向かった。
「何かしたいから、なんてことは何もなかったですね。イスラエルはいろんな言語を話す人がいるから、日本語なら少ないから身につければ何か仕事になるだろうと、その程度の感覚。日本語はエキゾチックに聞こえたし」

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日本についての知識や情報は全くないに等しい状態で日本に来た。手荷物が行方不明になったり(4〜5日後に到着)、当てにしていた宿に泊まれないといったトラブル続きのスタートだったが、日本の印象は悪くはなかったと言う。
東京で1週間過ごした後、申し込んであった京都の日本語学校へ向かった。日本語を学ぶ傍ら、英語学校の講師、ウェイター、旅行代理店など、いくつかの仕事を経る。集中的に日本語を学んだこの時期がとても充実した時間だった。
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