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川辺秀美「新社会人のための国語力」

メールの限界点と非言語パワー

こんな迷惑メールをしていませんか?

 書いたもので人を納得させたり理解させることほど難しいことはありません。また、書いたものは「消すことができない」ので、とてもやっかいな表現でもあります。

 「書く技術」にいく前に、メールについてどうしても記述する必要があります。メールは言語表現でありながら、独自のコミュニケーション手段だと、切り分けて考えるほうがいいのです。

 ビジネスでは頻繁にメールを使います。職種によってはコミュニケーションの中心です。ここで気を付けなければいけないのは、携帯の感覚でビジネス上のメールをやりとりすると、とんでもない展開が待っているということです。

 よくあるのが、ビジネスメールなのに「署名がない」ことです。これでは、電話などをかける時にいちいち名刺を見直さなければならなくなり、非常に手間がかかります。当たり前のことですが、まずは自身のメールに「署名がある」かどうか確認してくだささい。そして、主な迷惑メールとして以下のものがありますので、注意してください。

(1)どのような趣旨なのか分からないもの
(2)趣旨は分かるけど、打ち合わせの日程などが不明なもの
(3)まわりくどく長いもの
(4)一日に何度も来るチャットのようなメール
(5)単なるPRのメール
(6)一通のメールに重要事項が複数含まれるもの
(7)批判・否定語がメインになっているもの

 上記を参考にすると、メールの限界というものが分かると思います。

 まとめてしまうと、

●適度に短く1コンセプト。肯定的な表現で、何をいつまでに実行するかが書かれていること

 メールの役割はこのようにシンプルに考えたほうが上手くいきます。あくまで仕事や人間関係を構築する上でのひとつのツールであって、中心ではありません。ただし、多人数などのプロジェクトの仕事になると、メールが日常的なコミュニケーションになる場合もあります。特に上記の(7)は気をつけてください。

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