小腹が空いた時の「間食」が悩みの種
お姫様トークのCMで若い女性に訴える
空腹感を和らげダイエットにも役立つガム(2)
(聞き手:林田 孝司=フリーライター)
(前回記事はこちら)
1年間にガムを一つでも購入する人は人口の約7割を占めるが、ガム市場自体は年々縮小しているという。ガムの販売を拡大するには、ガム以外の市場からお客を引き込まなければならない。キャドバリー・ジャパン(東京・品川)が「リカルデント スマートタイム」のチョコレート味を開発する際に考えたのは、「ライバルはお菓子」だった。引き続き、同社マーケティング本部ブランドマネージャー、松島正仁さんに話をうかがった。
チョコレート味を長持ちさせる工夫と噛み応え
開発する商品はガムなのですが、意識していたのはお菓子でした。他社のガムを噛んでいるお客様を奪いたいわけではなかったんです。むしろガム市場以外の、お菓子の市場からお客様を引っ張ってきたいという気持ちが強かった。あくまで新しい価値でガム市場を拡大したかったんです。ですから、ガムを開発しているというよりも、新しいチョコレートを開発しているという感じでした。
当然、お菓子と張り合うわけですから工夫がいります。実際に試していただけるとわかるのですが、噛んだ瞬間にガムの中にある固体のチョコレートから濃厚な味があふれ出てきます。これには、前回にお話をしたように、粒ガムの中心に液体を閉じこめる独自技術を応用しています。そして噛み続けていると、次第に回りを包んでいるガムからもチョコレート味のフレーバーがしみ出てくるようになります。こうしてチョコレート味が長持ちするようにしているんです。また、咀嚼(そしゃく)感にもこだわりました。ある程度の噛み応えを持たせて、空腹感を和らげるようにしたのです。
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