トップ > 松本すみ子の団塊消費動向研究所 > リタイア世代とテレビの力

松本すみ子の団塊消費動向研究所ビジネス

リタイア世代とテレビの力(1/3ページ)

2009.03.11

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 家の中心といえば、家族が集まるリビング(居間)。そのリビングに欠かせないもののひとつがテレビだろう。定年退職後、家にいる時間が増えれば、必然的にテレビを見る時間も増える。テレビは、リタイア後の娯楽のかなり大きな部分を占めるはず。そんな大人たちに向けたテレビのあり方や番組づくりを、もう少しきちんと考えてもいいのではないだろうか。

一緒にテレビをみると夫婦仲はよくなる?

 最近、熟年夫婦とテレビに関する面白い調査結果が発表された。それはスカパーJSATが実施した『現代テレビ考2009』調査。家庭でのテレビの見方やかかわり方を探ったものである。その中で、自分自身または配偶者が定年退職をした人に「定年後に、配偶者と一緒にテレビを見る時間が以前に比べて増えましたか?減りましたか?」という質問をしている。

 結果は、「大幅に増えた」が11%、「増えた」が20%、「やや増えた」は18.7%、合わせて49.7%。つまり約半数の人が定年後は夫婦でテレビを見る時間が増えたと答えている。これは当然といえば当然。家にいる時間が増えれば、一緒にご飯を食べる機会も増えるし、テレビを見る時間も増えるはずだからだ。

 ちなみに、テレビの「ながら観賞」は、「パソコンでインターネット」(67%)がもっとも多く、ついで「食事」(62%)だった。この質問は年代にかかわらず質問したものなので、若い世代には当てはまらないが、熟年世代に限ってみれば、食事どきに夫婦二人でテレビに向かいながら食事をする風景が目にみえるような気もする。

 このアンケートが面白いのは、夫婦でテレビを見る時間が増えた人に、「定年退職前と比べて、夫婦の仲がよくなったと思うか」という質問をしていることだ。その結果は、「仲がよくなった」が9.1%、「仲がよくなった気がする」(なんとも微妙な表現は、相手の気持ちを思いやってのことか)が68.8%だった。なんと、8割近い人が「仲がよくなった」と感じており、しかも「大幅に増えた」と答えた人ほど「仲がよくなった」とう回答が多い。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 会員登録 ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー