深川岳志(ライター)
(*印は編集部)
白洲次郎。
正体不明の男である。
政治家でもなく、実業家でもなく、農民でもなく、貴族でもない。一方でその足跡は、信じられないくらい多方面に及ぶ。
大正時代にケンブリッジ大学で学び、始まったばかりのカーレースに参戦し、帰国しては吉田茂の側近として占領軍と対等に渡り合い、新憲法の策定に関与、アメリカとの講和条約の道筋をつけ、戦後の経済復興の道筋を描く。
その実績を振り返ると、敗戦後の日本を一人で背負って立っている印象だ。
今生きているすべての日本人の大恩人といっていいが、本人に自分を表に出す気持ちがなかったために、裏方仕事ばかりして、亡くなる前に重要な記録を焼き捨ててしまった。とはいえ、今回のNHKのドラマ化で、多くの人が白洲次郎の名前と魅力を知ることになるだろう。
もっと詳しく白洲次郎のことを知りたい。そう思ったときに読むべき、10冊の本を紹介しよう。
バックナンバー
- 「白洲次郎」ドラマ化への道(2009年02月27日)
- 白洲次郎とは何者だったのか?(2009年02月27日)
















