(聞き手:四本 淑三 写真:田村 充)
「KORG DS-10」は、ニンテンドーDSをシンセサイザーにしてしまう画期的なソフト。往年のコルグ製アナログシンセ「MS-10」を携帯ゲーム機上に再現するという、極めてマニアックな内容ながらヒットを飛ばしている。広告宣伝費もほとんどなく、大々的な露出を行わない中で、その代わりを果たしたのがYouTubeやニコニコ動画などだった。そんなインターネット時代ならではのヒット作が生まれた背景を開発スタッフに聞いた。
2008年は、ニンテンドーDS用として「リズム天国ゴールド」「大合奏バンドブラザーズDX」など音楽関係のゲームが人気を集めた。その中でも注目格は、ニンテンドーDSをシンセサイザーにしてしまう「KORG DS-10」だ。
2008年のAmazon.co.jpのゲームソフト売り上げランキングで9位、その攻略本は同ゲーム攻略本ランキングで1位を記録している。販売本数は伏せられているが、シンセサイザーの市場規模を考えると、空前の大ヒットと言っていい。
それも、動画サイトにおけるユーザーの実演や、ブログなどの口コミ情報が評判を呼んでヒットしたという。まず、どういうきっかけでこの企画が生まれたのかを聞いてみた。
Next:社内でも企画は通らなかった
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