小泉純一郎元首相が12日、とうとう麻生太郎首相に引導を渡した。
小泉さんにそのつもりがなくとも、首相がこの警告を素直に聞かなければ、結果的には総選挙前の退陣は避けられないだろう。
小泉元首相が渡した引導
このまま静かに引退することを望んでいた小泉さんは、今までの麻生政権の迷走にも目をつぶり我慢に我慢を重ねてきた。ところが、首相は虎の尾を踏んでしまったのだ。それも1本ではなく2本の尾を同時に踏んでしまった。これでは小泉さんの堪忍袋の緒が切れるのも当然だ。
その1本は、言うまでもなく、郵政民営化の見直しだ。しかもその迷走ぶりには目を覆うばかりである。首相は、郵政民営化への小泉さんの思い入れの強さを認識していないのだろう。
私は首相就任直後の小泉さんの言葉を思い出している。それは私が私的懇談会の主宰を頼まれたときのことだ。
赤坂の居酒屋(小泉さんはそういうところが好きだ)で待っていると、障子を開けて彼が元気よく入ってきた。そして座りながら開口一番こう言った。
「秀征さん。郵政民営化のチャンス到来だ。必ずやるよ」
私はびっくりしてこう言葉を返した。
「だって郵政公社で決着し、その郵政公社もこれからできるんですよ」
バックナンバー
- 民主と自民は
共にばらまきを見直せ(2009年08月06日) - 麻生首相の失言は他山の石
鳩山代表は肝に銘じて演説を(2009年07月30日) - 麻生おろしが
不首尾に終わった本当の理由(2009年07月23日) - 麻生おろし封じの解散で
自民内部に生じた分裂の気配(2009年07月16日) - 民主党は政権交代後の
旗印を明確にせよ(2009年07月09日)
















