環境問題を論理的に考えていく方法について、引き続きお話ししていきます。
前々回で「情報をインプットしたら、整理のフェーズに入ります」と書いたので、これについて。
環境問題は、ほかの問題と比べて、含まれる領域がとても広いのが特徴です。広すぎるので、全体像がつかめず、勉強しても次々と新しいことが出てきて、際限ない気持ちになってしまい、あきらめてしまうこともよくあることです。しかし、「全体をつかむ」というのは、含まれる全てのことを十分に理解しようということではありません。
地球儀を見ているときには、日本の位置や東京の位置ぐらいはわかりますが、東京23区の名前を知る必要はないし、知ることもできません。また海が広いことはわかりますが、何平方キロメートルかはわかりません。日本と南アメリカ大陸は、経度も緯度で180度近く離れているので、地球儀では同時に見ることはできません。しかし、裏側にあることはわかります。
問題の全体像をつかむという行為は、ちょうど地球儀を見るように、全体を概観して、主要な問題の位置関係を知ることで、細部がどうなっているか、問題が深いのか浅いのかをつかむことではありません。問題が複雑すぎてわからないと感じるときは、たいてい、地球儀と市街地図を同時に見ようとしていることが多いのです。細部にとらわれずに、主要な問題だけをピックアップし、地図上にマッピングすることが重要です。
バックナンバー
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- 日本の温暖化対策のふがいなさ(2009年07月02日)
- 今日から環境担当(8)〜目標をブレイクダウンする(後編)(2009年06月25日)
















