同じ音源でも、なぜCDの音が違う?
それを解明中にガラスCDに出合った
エヌ・アンド・エフ「圧倒的に高音質のガラスCD」(1)
(聞き手:諏訪 弘=フリーライター)
あるユニークな音楽CDが2006年に発売になった。従来のポリカーボネートの代わりにガラス素材を採用した『Extreme HARD GLASS CD』だ。クラシックの名曲を中心に収録したこのCDは、価格も驚きの9万8700円。値段も圧倒的だが、そこに収録されている「音」は更に圧倒的で、オーディオファンやクラシックファンの間で大きな話題となった。
この通称「ガラスCD」を開発したのが、クラシック専門レーベル「fine NF」を運営する有限会社エヌ・アンド・エフ(東京・港区)の福井末憲さんである。社員わずか2人の小さな会社、資金にも人的リソースにも限界がある中でどのようにしてガラスCD開発を成功させたのか。福井さんに話をうかがった。
「ガラスCD」の第1弾『Extreme HARD GLASS CD』。その値段に相応しい高級ケース入り。CDはガラス素材ならではのひんやりとした手触りで、爪で弾くと澄んだ音がする
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