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捨てる時期に来た

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ウイルス対策の「過去の常識」は
捨てる時期に来た(1/3ページ)

2009.01.19

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(須藤 慎一=ライター)

 従来の常識が通用しないほど、ウイルス感染の手口が巧妙になっている。従来は安全だった行為がいまでは危険だ──情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)が、このような注意喚起を行っている。

 これまでの知識による対策では、ウイルス感染を防ぐことができないというのだ。ウイルス対策に関する古い常識は捨て、書籍やWebサイトでノウハウを学ぶときは、執筆時期を確認して古い情報を避ける必要がある。

従来の常識が通用しないほどウイルスの手口が巧妙化

 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は、毎月、コンピューターウイルスや不正アクセスの状況を発表している。2009年1月7日に発表した「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況(12月分および2008年年間)について」では、冒頭で「ウイルス感染の危険と隣り合わせの状況を知ろう!」という呼びかけを行っている。

 2008年のウイルスの傾向を振り返ると、ウイルス感染の手口が巧妙化しており、従来は安全と考えられていた対象でも、もはや安全とは言えない状況になったというのだ。安全ではなくなった具体例として3分野を紹介している。

 一つ目は、WordやPDFのファイルの危険性だ。PDFやWordなどのファイルは、以前は比較的安全だった。しかし現在は、ファイルを閲覧するソフトの脆弱性(用語解説)を悪用して感染を広げるウイルスが広まっている。IPA/ISECは、特定の組織を狙い撃ちにするウイルスの存在を確認したという。

 二つ目は、有名企業のWebサイトの危険性である。「有名企業のWebサイトは管理が行き届いているので安全性が高い」というのは、もはや過去の話である。2008年には、有名企業のWebサイトにウイルスを埋め込んで、サイト閲覧者のパソコンにウイルスを感染させる手口が多発した。有名企業のWebサイトを利用する際にも警戒が必要だ。

 三つ目は、USBメモリーやメモリーカードなどの外部記憶メディアの危険性だ。これらの記憶メディア経由で感染を広げるウイルスが、2008年後半から急速に増加している(関連記事)。

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