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~男らしさからの脱皮は生き方のヒントになるか?

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「草食男子」
~男らしさからの脱皮は生き方のヒントになるか?(1/3ページ)

2009.01.13

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(もり・ひろし=新語ウォッチャー)

イラスト:小林商事

 若い男性の草食化が進んでいる。といっても食生活の話ではなく、ライフスタイルの話だ。つまり恋愛やセックスに淡白で、女性的かつ堅実な消費傾向を持つ男性が増えているという。女性に対して積極的で、クルマなどの消費にこだわる古典的な男性像を“肉食的”とするなら、このような男性像は“草食的”。同世代の女性にとって女性の友人のように付き合いやすい相手だが、反面、積極的攻略なくして恋愛上の展開が望めない相手でもある。

 マスコミが男性の草食化を指摘し始めたのは、ここ数年のことだ。例えば情報サイトNBonlineの連載「U35男子マーケティング図鑑」では、2006年10月の記事で草食男子を取り上げた。これ以降いくつかの女性誌が、草食男子の攻略をテーマに恋愛特集を掲載。さらに2008年7月には書籍『草食系男子の恋愛学』(森岡正博著・メディアファクトリー)が、同年11月には『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』(牛窪恵著・講談社)が登場している。

 これらのメディアが伝える草食男子の姿は、あっさり、まったりしている点で共通する。例えば「女性のように美容やファッションに気を遣う」「母親と一緒の買い物に抵抗がない」「コンビニでプリンなどのデザートを買っていく」「女友達と一晩過ごしても何も起こらない」といった具合だ。これらの行動は従来的な男らしさとは対極的な位置にある。いわば肉食から草食への変化が起こっている。

 このような男性は、団塊ジュニア(現在の35~38歳)の次世代にあたる34歳以下に多い。中心世代は30歳前後で、これより若い世代にも似た傾向がある。総じて、バブル経済の崩壊後(1991年以降)に青春期を迎えた世代に共通する傾向だ。

 書籍『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』によれば、草食化の傾向は恋愛市場と消費市場の二分野において顕著だという。

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