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お洒落な土器のコンポストサービス

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インドで環境起業
お洒落な土器のコンポストサービス(1/5ページ)

2009.01.07

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(岩澤 里美=ユナイテッドフューチャープレス)

 日本では、ゴミの減量化を促進するため、家庭用コンポスト容器(家庭ゴミを入れ堆肥にする仕組みを持つ入れ物)の購入に補助金を付与する自治体が増えている。だが普及率はまだ低く数%といわれる。「手間がかかりそうだ」「うまく堆肥が作れるか」というのが、購入をためらう理由だろう。悪臭も心配のはず。
 インドには、そんな顧客たちをサポートするサービスがある。コンポスト容器の購入者宅を定期的に訪問して、容器を掃除したりゴミの状態をチェックしたりする。地元製の土器の容器は、悪臭も抑える。注目を集める女性起業家のコンポスト事業を紹介する。

3000個を販売、販売拠点も増加

 インド南部・カルナータカ州の州都バンガロール(Bangalore)は、人口620万人のインド第3の都市。「インドのシリコンバレー」と呼ばれるようにハイテク産業が栄え、外資系企業も立ち並び、経済が発展している。

 同市では1日に3000トン以上のゴミが出る。不法投棄が目立つようになり、市は2000年にSwacha Bangaloreという計画を導入し、1軒ごとにゴミを回収し始めた。だが効果は一過性だった。

 家庭のゴミの減量化を進めようと、2006年4月にインド初の家庭用コンポスト容器販売、デイリー・ダンプ(Daily Dump)サービスが同市で始まった。現在までに家庭用コンポスト3000個が売れたという。2008年11月からは、商業・娯楽の中心地ムンバイ(Mumbai)でも販売を始めている。

 インドの家庭で出るゴミの約50~70%は、有機系。デイリー・ダンプの容器だと、1家庭でひと月分30~50キログラムの有機系ゴミを、60~90日で2~6キログラムの堆肥にできる。

 自宅に庭や畑がなく作った堆肥を使えなければ、ほかのゴミと一緒に捨てる。それでも「ゴミの減量化」は果たせる。加えて、堆肥の方が処理場(土地)には断然やさしい。

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