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変幻自在な箏の音の素晴らしさ

日本の伝統を継ぐ外国人たちライフ

近くで聞いて見て感じてほしい
変幻自在な箏の音の素晴らしさ(1/5ページ)

箏・三味線奏者 カーティス・パターソンさん(1)

2009.01.06

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(伝農 浩子=フリーライター)

 「日本」を演出する際に必ず流れる「おこと」の音楽。日本では正月になるとあらゆる所で流れているが、ふだんは耳にする機会が少ないのが現実だ。一般的には「琴」の字で知られるが、実は、「琴」には本体の胴の上に立てて音程を決める柱(じ)がない。よく目にする柱を立てたものは「箏」と書くのが正しい。アメリカ人箏奏者として活躍するカーティス・パターソンさんは、自分の手を使って多彩な音を作り出せる箏の音楽に魅せられている。

エキゾチックな和音階に引かれて

カーティス・パターソンさん
(Curtis Patterson)(HPはこちら

 住宅街にある、懐かしさを感じさせる日本家屋。さざんかの花が咲く庭越しに、室内の箏が見えた。アメリカ人の箏奏者カーティス・パターソンさんの部屋に通されると、大きな箏が部屋に置かれている他に、壁に7面(めん)もの箏が立てかけられている。自分が使うものに加え、自宅で教室を開いているため、生徒が使うものなども用意してあるのだ。

 その中に1面、他より飛び抜けて長い箏があった。

 「ふだん使う箏は、十三弦とも言います。この長いのは十七弦と言って、ベース用。糸も低音部分はすごく太いでしょ」

 所属する生田流沢井箏曲院が行うホール・コンサートでは、20面、30面という箏がステージ上にずらりと並び、箏だけで5~6パートもある大合奏が繰り広げられることもある。

ずらりと立てかけられた箏。一つ飛び出しているのが十七弦
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