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本気で商品の“出口”をつくりたい

エポックメーカーに聞くビジネス

広告が入らなければ590万膳のリスク
本気で商品の“出口”をつくりたい(1/4ページ)

ハートツリーの「アド箸」(3)

2008.12.19

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(聞き手:小林 佳代)

(前回記事はこちら

 服部進・ハートツリー社長は、奈良県の吉野地方の人たちと、「Yoshino Heartプロジェクト」を推進している。広告を付ける「アド箸」などを通して国産木材の割り箸を普及させるものだ。ある商品の普及につなげる仕組みをつくるには、無理してでも“出口”をつくる必要があると服部氏は考える。今回の“出口”は、ナチュラルローソンで配る700万膳だ。

これから、「Yoshino Heartプロジェクト」は「吉野の地域産業を発展させる会」が主体となって進めていくのですか。

服部 進・ハートツリー社長

服部 いいえ、この会を立ち上げたのはファーストステップに過ぎません。次のステップとして、僕は、この会をなるべく早くNPO(非営利法人)化して、プロジェクトをさらに発展させたいと考えています。

 林業業者は良い木材を提供すること、各種製品加工業者は良い製品を製造することに徹する。ハートツリーは企画、営業、PRなどを担当する。間に立つNPOは、吉野の業者とハートツリーをつなぐ窓口業務を手掛ける存在としたいと思っています。1つの会社の中で工場、営業、マーケティングと役割分担があるように、「Yoshino Heartプロジェクト」でも役割分担をきちんと決めて、プロジェクトを運営し、拡大していきたいです。

 これまで、吉野の方たちは、全部を自分たちでやろうとしてきた。知恵を出し合い、一生懸命やってきているけれど、僕から見れば、マーケティングというのは専門職ですから、他の分野の方がやろうとしても難しいのです。

 吉野の方たちには、しっかり商品を製造してほしい。マーケティングは15年やってきた僕が担当します。ただ、僕は誰がどんなことができるか分からないので、NPOで情報を共有していきたい。こう考えています。林業業者、加工業者だけでなく、地方銀行や地元の商業組合など、なるべく大勢の人の賛同を得た上でNPOを立ち上げたい。

 間伐材の“出口”を作るというこのプロジェクトは、環境にも当然メリットがありますが、吉野の地域にお金を落としていくということで、地域の発展にもつながるものですから。

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