(聞き手:小林 佳代)
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マーケティング企画を手掛けるベンチャー企業のハートツリーは、国産木材の割り箸に広告を付ける「アド箸」の仕組みをつくり、それを広めるプロジェクトを手掛ける。そのきっかけとなったのが、「ハートツリープロジェクト」という、植樹イベントを一環として取り込んだ活動だった。商品が実際に売れるようになるまでどんなに大変か。服部進・ハートツリー社長は、メーカー勤務の経験を通して「『血と涙と汗の結晶』であるお金を無駄にはできない」と強く思うようになった。マーケティングの工夫により社会貢献できるスキームを考えたという。
植樹を活用したマーケティングというと、具体的にはどのようなことを行うのですか。

服部 例えば、「ハートツリープロジェクト」の協賛企業の1社に食品・外食事業会社のキンレイがあります。同社の「鍋焼うどん」のマーケティングでは、「野球教室&植樹式」を実践しています。プロ野球のスター選手に来てもらい、子供たちを対象とする野球教室を行い、その後、選手たちと一緒に「鍋焼うどん」を食べ、植樹します。
そうすると、子供たちにとって、その木は思い出深い「感動共有の木」となる。木がなければ、その場限りの楽しいイベントで終わってしまいますが、木が残ることで、見るたびに、野球教室でプロ選手の指導を受けたり、一緒にうどんを食べた感動がよみがえるのです。また、その木にはキンレイの名前が入ったプレートをかけます。会社としては長期にわたって看板を立てているようなもので、非常にマーケティング効果が高い。一方で、木を増やすという社会貢献もできるというスキームです。
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