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老親のために今できること

松本すみ子の団塊消費動向研究所ビジネス

忘れられがちな“親思いビジネス”
老親のために今できること(1/4ページ)

2008.11.26

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 団塊世代も60歳の域に達し、すでに親はいないという人も多いだろう。しかし、この長寿時代、介護を受けつつも、80代か90代でがんばっているという親も少なくない。あまり言いたくはないが、いくら元気でも、そろそろだという気持ちが子供の中にはある。

 子供としては、そんな親のために、今のうち何かしてあげたい、思い出を残しておきたいと考えるのは自然なこと。そんな思いをサポートするビジネスがもっとあってもいいのではないだろうか。

「孫ビジネス」があるなら「親ビジネス」も

 団塊世代も孫を持つような年齢になり、「孫ビジネス」という言葉が生まれた。かわいい孫のために惜しげもなくお金を使う祖父母世代を狙うものだ。しかし、団塊世代はそれほど孫には執着しない傾向がある。むしろ、孫育ては子供たちの責任と、適度な距離と冷静さを保って付き合う人が多いようだ。

 孫のことも大事だが、高齢な親を持つ人たちにとっては、むしろ、こちらの方が差し迫った問題ではないのだろうか。介護状態ならなおさら、元気なら元気で、今のうちに何かしてあげたいという思いがある。高齢な親のためにお金を使っている、あるいは、使ってもいいと思っている子供は多いのだ。

 それなのに、「孫ビジネス」という言葉はあっても「親ビジネス」という言葉が生まれないのはなぜだろう。孫と向き合う時間はまだ先があるが、親との時間、親のためにしてあげられる時間は少ない。今でないと間に合わないのだ。子が親のために使う消費行動とそのサービスを、ここでは「親思いのビジネス」=「親ビジネス」と呼ぶことにしたい。

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