(須藤 慎一=ライター)
ネットオークション、ネットバンクなどで他人による不正アクセス事件が増えている。サービス提供会社は、「当社からID/パスワードが漏洩した事実はない」と発表している。そうなると原因は利用者の側にある。同じID/パスワードの使い回しが最大の原因ではないかと筆者は睨んでいる。
気楽なサービスで漏れて、重要なサービスで被害に遭う
複数のネットサービスで「同じID・同じパスワード」を設定していないだろうか? そのやり方は、不正アクセスの被害にあう危険性が非常に高いので、即刻やめないといけない。
例えば、IDは「sudo1864」、パスワードは「alt#584/」と決めてしまって、ネットサービス【A】と【B】の両方に同じものを登録するやり方だ。ネットサービスは、ネットバンク、ネットオークション、通販サイトなどの重要なものから、フリーメール、SNS、無料の占いやゲームサイトなどの気軽なものまで、あらゆるサービスが当てはまる。
ID/パスワードの使い回しをすると、次のようなトラブルに巻き込まれる危険性がある。ネットバンク【A】と気楽な無料サービス【B】に同じID/パスワードを登録したとしよう。無料サービス【B】の情報管理に不手際があり、悪人がID/パスワードをセットで入手する。
悪人は、いろいろなネットサービスに、入手したID/パスワードを次々と入力してみる。ネットバンク【A】を試した段階で、悪人はあなたの口座にログインできてしまう。悪人は振り込みなどの方法で預金を奪おうとするだろう。
あなたが他のネットサービスを使っているかどうかを、悪人は知る必要はない。それだけに危険性が高いのだ。












