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英語が苦手な人でもできるグローバル仕事術

海外情報収集術〜多言語で最先端情報をダイレクトに得る方法

モジ代表取締役社長 菅谷 義博

 さて今回は、海外の情報収集術についてです。どうしたら、英語が苦手でも海外の情報を集め、人に教えられるくらいに詳しくなれるのか。

 前回もちらっと書きましたが、私は英語以外の、フランス語やロシア語、韓国語や中国語などでも情報を得ています。各国のインターネット事情や、マーケティング関連情報、あるいはBBSでの書き込みなど、いろいろなところで情報を集めています。英語すら苦手な私ですから、もちろんそれ以外の言葉などまったく分かりません。フランス語で知っているのは「ボンジュール」と「ジュテーム」くらいです。それで何でフランス語の情報を集められるのでしょう?

 その秘密は、自動翻訳サイトです。

 …と聞くと、「な〜んだ」と思うでしょう。「自動翻訳サイトって私も使ったことありますよ。でもはっきり言って使えないですよね。菅谷さんは英語苦手だから分からないんでしょうけど」こんな風に思ったかもしれませんね。

 確かに、英語を日本語に翻訳すると、はっきり言って支離滅裂な文章になります。逆ももちろん同じです。ですから「自動翻訳サイト=使えない」と思っている方も多いんですね。しかし言語の組み合わせによっては、実は十分実用的な文章になるのです。例えば英語からフランス語や、日本語から韓国語といった組み合わせなら、自動翻訳サイトでも十分「使える」文章に変換できるのです。

 これは各言語の文法構造の違いによります。ご存知の通り、日本語と英語は語順がほぼ反対です。ですからコンピュータによる自動翻訳はかなり難しく、実用的な文章にはなりません。しかし英語やフランス語、イタリア語などのヨーロッパの言語同士なら、言葉の順番はほぼ同じ。だからコンピュータにとっても変換しやすく、自動翻訳サイトでも精度が高い翻訳ができるというわけです。正確に言うと、ヨーロッパの言語といっても数種類あります。言語学的にはヨーロッパの言語はインド・ヨーロッパ語族に分類され、その中にいくつかの語派があります。英語やドイツ語はゲルマン語派で、フランス語、スペイン語、イタリア語はイタリック語派、ロシア語はスラブ語派です。同じ語派内ならより精度の高い自動翻訳が期待できますが、まあヨーロッパ語族内ならほぼ自動翻訳が使えると思ってよいでしょう。

 また、これは意外なのですが、中国語と英語も実は相性がいいのです。言語学的には直接関係はないようなのですが、語順がほぼ同じなため、自動翻訳でもかなり精度の高い文章が得られます。「Google Translate」などでぜひ試してみてください。英語がある程度読める方なら、驚くほどまともな翻訳になっているのが分かると思います。

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