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猪瀬直樹の「眼からウロコ」


麻生首相の指示で、出先機関改革に弾み

国道移管は改革の焦点。皇居周辺の国道を都に移管せよ

2008年11月18日  RSS 

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 11月6日に行われた麻生首相と丹羽宇一郎・地方分権改革推進委員会委員長の懇談について、詳報をお伝えする。懇談の場で麻生首相から出た「地方整備局・農政局の原則廃止」という指示は、次のような内容だ。

1.出先機関の廃止について
・二重行政の廃止
・国会や国民の目の届かない出先機関を、住民の目に届くものにする
・地方再生、地域振興
──の観点から、抜本的な統廃合をしてほしい。たとえば、地方農政局、地方整備局など。
2.国による義務付け・枠付けの廃止
お話のあった事例(注:保育所の面積基準、公営住宅の入居基準の事例が話題になった)などは、地方の裁量に委ねればよい。
3.私の趣旨に沿った勧告を、早急にしてほしい。それを、私が直接受け取り、年内に決断する。

8つの環状道路は基本的に都道、一部に国道が紛れ込んでいる

 地方分権改革推進委員会の第2次勧告は、12月上旬に予定されている。麻生首相の指示をうけて、中央省庁の出先機関改革が、大胆に盛り込まれることになるだろう。

 目玉となるのは、国土交通省の出先機関である地方整備局と、農林水産省の出先機関である地方整備局の改革。なかでも地方整備局については、税源移譲と国道移管がセットになる。事業・予算を国から自治体に移す国道移管は、地方整備局改革を進める切り札の1つだ。

 20年前、僕は拙著『ミカドの肖像』で、皇居を「空虚な中心」と書いた。その皇居のまわりを、8つの環状道路が取り囲んでいる。8つの環状道路は基本的に都道だが、一部に国道が紛れ込んでいる。この国道を東京都に移管することも必要だ。

 8つの環状道路と言われてもピンと来ない人が多いかもしれない。外側から2つの環状道路は、「環8通り」(環状8号線)、「環7通り」(環状7号線)という通称で知られている。環7通りのすぐ内側にある環状道路も、「環6通り」(環状6号線)と呼ばれることがある。残る5つの環状道路はどこに存在するのだろうか。

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